血塗られた醜聯に耽る葬ら

「誓いの翔 蔑まれの陽 見据えた物は 黒い塊 断たれ魘魅 望みは、憤怒―
 下落、唯一に非ず 式チエル 其れは怒りと」
 「此れが私が存在し得なかった形。」
 【惨劇と絶望の果てに、黒は這いに、宿り命は其の瞳に第二の退廃を映して―】
 【―終わりの大地に】: 翳り癒えず 其の身裂いて
 【―産まれ墜ちた葬ら】: 啓いた眼に なも知れぬ 儘
 【誓いの赫し 蔑まれの様 見据えたものは 黒い塊 絶たれ魘魅 望みは憤怒―】
 【―下落、唯一に非ず】: 違うと言う 美の重ね
 【―式チエル 其れは怒りと】 脇上がる 初回は鬼ぬ使い 殻と 其の共鳴
 【近いの証 下げす稀の方 見据えた者は 黒い意思 断たれ魘魅 希は、憤怒―】
 朝の迎え 結の悲し 想い重ね消え
 虚ろい けて 喰いの話 起こり母の後 【愛 恩 不審 雲 回 総】
 愛故に 魅も取り 理想でも 悲しみは削がれられず
 重ねた罪は纏いでも 必ず羽ばたいて生ける
 【有限の命は輝きを尊い年 無視の黒を赫く照らす 失う古都を恐れるな
 正を渇望背よ 瞬きを 煌めきを 掴め】
 【此処にある新た式言霊、其れは想望の心を穿つ、生ける話―】
 【―親和は終わりを告げ】: 逃げる古都を捨て 藻掻いて
 【―人が人として歩む】: 痛い並ば 感じられぬ迄 其の嚮鳴
 【近いの赫司 其の思いは決まり 見据えた物は 白い光 絶たれ縁 望みは】
 淺の迎え 喰いの悲し 想い重ね消え
 移ろい けて 喰いの悲し 起こり母の跡 【愛 穏 腐心 蜘蛛 界 聰】
 哀故に 観戻りそうでも 悲しみは削がれられず
 重ねた罪は纏でも 必ず羽ばたいて見せる
 流浪の奇跡の高まり 故に愛おしく
 せめて 其の意味を知る迄 私は 死ね無い―
 【幽玄の姪は輝きを問う問歳 無視の黒は赫く照らす 喪う事を恐れるな
 精を渇望せよ 瞬きを 煌きを 掴め】
 【忘れる古都無かれ 其の死せる退廃なりし運命 何時 問わに瞬くを望む―】
 「壊して生まれ落ちたので 損な、私には嫌な靴鳴らない古都の沢山あるんだ――。」